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刻の本

古びた本は 今も昔も刻(とき)を刻む。

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Dramatic Record ~Part 18~

~双子と想い人たちの場合~

「あ、兄様」
「ん?」

レイナが去った後。
周りにいた女子生徒たちを何とか振り切った兄弟は教師塔へと戻って来ていた。
そして何かを思い出したのかコウヤがポケットを漁りながら声をかけてくる。

「俺もねー、用意してたの」

そう言って手渡されたのは可愛らしい包み。
以外にコウヤはこういったラッピングが得意だったりする。

「はい、いつものね。もちろん甘さ控えめだよ」
「サンキュ」

そんなに甘いものが得意でない兄のために。
双子なのに離れて暮らしていたため好みの違う彼へと、彼の好む味へと仕上げてみた。
ちゃんと味見もしてあるから大丈夫なはず。

「俺からも、いつものな。」
「ありがと♪」

器用に片眉を上げて弟に手渡したのは言わずもがな。
意外にも料理の上手な兄の作ったものだから、間違いなく美味しいだろう。

「みーつっけた」
「こちらにおられましたか」

きゃいきゃいと仲良さ気に戯れている(主に弟の方からでありなぜだか彼の腕は兄の首に回されている)双子へと声をかけたのは、短く切りそろえられた茶髪に赤茶の瞳の女性と、背まで届く漆黒の髪を結い上げ同色の瞳を優しげに眇めた女性だ。

「ルリにサヨちゃん!」

気がついたコウヤはスルリと兄の首へ回していた腕を解き、今度は茶髪の女性へと抱きつく。
抱きつれた彼女、ルリもまた楽しげに抱き返した。

「ほんっと仲いいよな」
「あら、お兄様には言われたくないわねぇ?」

呆れた様子で言ったコウリュウに、ルリもまた嫌味を籠めて言い返す。
といっても別に互いに本気ではなく、これは彼らなりのコミュニケーションの一環だが。

「コウリュウ様、コウヤ様。バレンタインのケーキ、です」
「私からもチョコをどうぞ!」

漆黒の髪の女性、サヨが兄弟へと包みを渡す。
それに習うように、コウヤから少し離れたルリもまた包みを手渡した。
サヨはコウリュウに、ルリはコウヤに、それぞれ特別なプレゼントを。

「「2人とも、ありがとう」」

さすが双子と言うべきか。
綺麗にハモったその言葉に、4人の顔には笑顔が溢れた。







番外に入れるか悩んだけど本編でも問題ないと判断したので。
VD話その2。
コウ兄弟とルリ、サヨペアでした。(笑
設定では全く言ってなかったけどそれぞれ恋人同士ですよ、と。

コウヤは抱きつき癖あるので気に入ってる相手には遠慮なくやります。(ちょ
被害者は主に兄を筆頭としてレイナ、ルリ、サヨ辺り。
流石に普通の生徒にはやりません。
レイナは幼馴染だから無問題。

コウリュウはコウヤの事わかってるので呆れつつも受け止めたり。
しかし度が過ぎると遠慮も容赦もなく拳骨を与えることも。
今のところ大喧嘩したことはなく、軽い言い争いだけ。
流石に身内以外の人前で抱きつかれたらするのは恥ずかしいらしい。

ルリはノリがとてもいいので抱きつかれたら抱き返す。
ちなみに彼女にも軽く抱きつき癖が。
コウヤとは恋人同士だから人前でも平気だったり。
教師塔ではよくイチャイチャしてる姿が見れる。

サヨは抱きつかれたら真っ赤になるだろうなぁ。
真っ赤になって硬直して思考が大変なことになりそう。
頭真っ白で言ってることはちゃめちゃとか。(笑
コウリュウ、手出せるのかな…。

とまぁ、彼らは大体こんな感じかな?
次はリュウオウとユキメやろう。
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