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刻の本

古びた本は 今も昔も刻(とき)を刻む。

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最近の移動方

「おー、早い早い!」
『すごいですね』
『まだまだ早く走れるぜ!』
「これ以上早いとオレが振り落とされる」
『同感です』
『・・・・・・・・・』

道路を駆け抜けるのは静電気を発する立派な鬣(たてがみ)を靡かせたゼブライカ。
その背には彼のトレーナーであるレイが乗っており、彼の腕の中にはダリアが納まっていた。
風を切って走るゼブライカ、ゼツに乗ったレイはご機嫌だ。
つい先程進化したばかりのゼツはレイのPT内でもエースを務め、幾たびの危険を退けてきた。
そんなゼツがようやく進化したのだから喜びもひとしおである。

「ちまっこくて可愛かったのがカッコよくなったよなぁ」
『もっと頼り甲斐でたか?』
「でたでた」
『♪』

レイの言葉が嬉しかったのか、ゼツの走るスピードが上がる。
それに慌てたのはレイだ。

「うわわ、ちょっ!ゼツスピード落とせって!」

レイはそう言うがしかしゼツはスピードを落とす気はないようで。
ぎゃー!ダリアがー!!と言う悲鳴が聞こえてようやくゼツはスピードを緩めたらしい。







ゼツがようやく進化してくれました。
上げるの大変だったぜ。
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