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刻の本

古びた本は 今も昔も刻(とき)を刻む。

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最初から予想はしていた

「なんであのへんてこマスク居るんだよ」

ポケモンを回復させた後向かったジムの前に、プラズマ団の幹部であるゲーチスがいた。
どうやらヤーコンの捕まえた仲間を連れ戻しに来たようだ。

「我々の仲間を引き取りに来ましたよ」
「いやいや、礼はいらんよ」
「(いったいなんの礼だよ!)」
「あんたのお仲間がポケモンを奪おうとしていたんでね」
「おや、誤解があるようで。ワタクシどもはポケモンを悪い人間たちから解放しただけですよ」

また何時もの言い分だとレイは嘆息する。
どうしてこう、彼らは人間を絶対悪と決め付けるのか。

「実はホドモエシティには興味がありましてね。他にも仲間がいるのですよ」
「戦わずして勝つ、か」

ゲーチスはヤーコンを脅し、仲間を返すように言う。
その言葉に街中で戦うわけにはいかないと、ヤーコンは悔しそうにしながらも捕らえていたプラズマ団を解放する。

「それではワタクシたちはこれで」
「・・・・・・」

レイたちはただただプラズマ団が去っていくのを見ていることしかできなかった。
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