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刻の本

古びた本は 今も昔も刻(とき)を刻む。

正義の1体

導きの間。

俺が今いるこの洞窟には伝説のポケモンの内の1体がいるのだと、人を信じることが出来ず人を遠ざけ長い年月を生きるポケモンがいるのだと、あのおじいさんは言った。
そしてそのポケモンはこの洞窟の、今いるフロアの最奥にいるのだと。
どうか今を生きる人とポケモンの生き様を、互いの絆を見せてやってくれと。
もう一度人を信じることを教えてやって欲しいと頼まれて、だからオレは今…。

「ゼツ、でんじは」
『おうよ!』

今、オレの目の前には伝説のポケモンの1体であるコバルオンが闘争心をむき出しに攻撃を仕掛けてきている。
オレはゼツを繰り出し彼のポケモンの足を止め、攻撃をかわしながらも確実にダメージを蓄積させていく。
コバルオンのレベルは思ったよりも高く、ゼツのレベルを僅かに凌ぐ。
幸いだったのは伝説のポケモンの脚力を持ってしてもゼツのスピードには敵わなかったことか。

「ゼツ、ニトロチャージだ!」

オレはゼツのスピードを上げつつもダメージを与え、素早い動きでコバルオンをかく乱させる。
まだだ、まだ早い。
ギリギリまでHPを削るんだ。

コバルオンが膝を折ったその瞬間。

「いけ!」

手にしたボールを投げ付けた。
それはコバルオンを光で包み込みボールの中へ吸収すると数度揺れ。

「っし、コバルオンゲット!」

かちりと音を鳴らしたボールはそのまま動くこともなく沈黙をもたらした。
オレはコバルオンを捕まえたことに感情を高ぶらせ、お疲れ様とゼツを撫でる。
ゼツも嬉しそうに頭を俺の肩へと擦り付けてきた。

「コバルオン、どうだ?もう、人とポケモンは争いばかりじゃないんだよ」
『レイたち人間も、俺たちポケモンも、共に生きてる。もうあの時とは違うんだぜ』

ボール越しにオレとゼツは語りかける。
伝説と呼ばれるコバルオンには、強い絆を持つ残り2匹がいるらしい。
きっと今頃はコバルオンを通じて他の2匹にも伝わっているだろう。

おじいさんは言う。
他の2匹もきっとオレの訪れを待っているだろうと。
だから彼らにも今の時代を教えてやってくれと。

だからオレは、いずれ出会うだろう2匹にもコイツと同じように、コイツと一緒に今の世界を見せてやろうと決意した。







波乗りゲットでヒャッホーィ!してカノコタウンから水路やら川やら海やらを巡っていたら出会ってしまいました。(笑
なのでゲットです。
おじいさんに~云々は本当です。
他2匹と出会うのが楽しみでならん。
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