Dramatic Record ~Part 7~ 古びた書物の本棚 2010年01月23日 ≪―――≫ 勉学塔にある中庭、太陽の日差しを優しく遮る大樹の下に20人前後の男女が集まっている。 そしてその中心には深海を写したかのような藍の髪とそれより薄い藍色の瞳の男性―――語学教師を務めるコウリュウが、肩に鳥を乗せて何かを話しかけていた。 肩に乗っている鳥は白い身体に翼の先がうっすらと赤みがかっており、大きさは大型の鳥類ほどだろうか。 優しい眼差しでコウリュウの言葉に耳を傾けている。 「と、まぁ大体こんな感じだな」 肩に乗せた鳥との会話が終わったのか、彼は生徒の方を向き人の言葉を喋る。 先程彼が使っていた言葉は精霊と会話するための言葉だ。 「精霊によって言葉は違うから把握するのは大変だが、ある程度覚えてしまえば応用は利く」 この世界には彼ら人間の他に魔物と、そして精霊がいる。 人間と魔物の使う言葉は大体一緒だが精霊たちは別の言語を使っている為に言葉が通じない場合があるのだ。 この語学の授業はそういった言語を学ぶ授業でもある。 「セフィー、ありがとう。もういいぞ」 セフィー、そう呼ばれたのはコウリュウの方に乗っている鳥の事だ。 コウリュウは召還術師ではないのだがなぜか懐かれているため時々授業の手伝いをしてもらっている。 お礼を言い優しく頭を撫でてやると、セフィーはピィと鳴いて彼の肩から飛び立っていった。 「今みんなに見せたのは精霊の間でも基本的な言葉だ。」 これからしっかり教えてやるから興味のある奴はちゃーんと覚えろよ。 「あ、ちなみに簡単な言葉だが小テストに出すから覚悟しろ」 と、爆弾投下。 その言葉に生徒たちからはいっせいにブーイングが飛んできた。 と、いうわけでコウリュウの授業風景その1でした。 Part8 は別の言語の授業風景にしようかと。 ↓補足。 セフィーはコウリュウが名前を略して愛称として呼んでいるので本当の名前じゃないです。 正式な名前はセフィロス。 名前の由来は西風のゼピュロスから。 アネモイ(風を司る四精霊)の内の1人で、4人の中では一番温和な性格であり春を告げる豊穣の風だそうです。 そのままの名前でもよかったのですがなんとなくセフィロスに。(← ちなみにもう判ってるとは思いますが風属性の精霊ですよ。 なぜだかコウリュウによく懐いちゃってます。 なぜだろう…。 まぁでも、コウリュウは言霊使いだから普段から色んな精霊と会話してそうですね。 精霊とは良好な関係を築けてそうです。 そして言語は大切!と言うことで彼は定期的に小テストをします。 もちろん言葉の。 小テストがある程度できれば進級試験も多分大丈夫だろう。 ちなみに月代は英語はだいっ嫌いです。 英語なんて滅べばいいのに。PR