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刻の本

古びた本は 今も昔も刻(とき)を刻む。

続々・彼は怒る

『なんで、なんで・・・』

俯いてぼそぼそ言うダリアの姿は、レイと共に旅をすることになってから初めて見せる姿であった。

『なんでまた増えてるんですかーー!!!』

そう絶叫するダリアの目の前にはひめ曰く二軍組みとハピナスのクロト、ミロカロスのひおうが居た。

メタモンが送られてきた後、レイは怒るダリアをみんなに押し付け黙々とボックスの整理をしていた。
ついでにと、次の孵化作業用のポケモンたちを見ていて気付く。

「あ、やっべ親にする子いない」
≪次どんな子孵化するの?≫
「キバゴっていうドラゴンポケモンです」
≪可愛い・・・っ!≫

未だ繋がっていた画面からひめが聞いてくるのに対しレイは特に何も考えず孵化予定の子を見せると、ひめから嬌声が上がる。
彼女はひたすら可愛い可愛いと言って1人盛り上がっている様子。
そんな彼女もまた放っておくことにしたレイはボックス整理の作業に入り…。

≪よっし任せなさい、こっちにいい子いるから≫
「ん?何か言いました??」

残念ながら彼女の声を聞き逃してしまった。
そのことがまた、ダリアの絶叫を引き起こすというのに…。

そしてそれから十数分後。

彼らの元に8個のボールが届き。
ボールの中からポケモンを出してみると。

『ここがイッシュ地方?』
『あら、ゆきめ様』
『クルクスはん』
『おー、着いたか』
『なんじゃ、お前らもきたんか』
『なんか賑やかだなぁ』
『約一名うるさいのいるけど楽しいよ』
≪てなわけで二軍+α送ったから!≫
「ちょっとまてえええええ!!」
『なんでまた増えてるんですかーー!!!』

ひめ曰く二軍+αらしき彼らは昨日振りとなる三軍組みと和やかに挨拶を交わしており。
そんなかれらの近くでは通信機に向かい絶叫しているレイと、同じく絶叫しているダリアの姿があった。

「なんでまた送ってきてるんです!?」
≪え、なんでって…キバゴのため?≫
『疑問系?ねぇ、疑問系なの!?』
『ダリア、キャラ崩壊してますわよ』
『ココねぇ、今言っても無意味だ』
『ダリアはん、大丈夫どすか?』
『あ、ゆきめちゃん大丈夫だから。ほっときゃ収まる』
『はぁ・・・』

トレーナー的にも孵化的にも先輩の彼女には、何を言っても無駄だった。
てか姫さん、ここに送ったが最後自分のところには戻ってこないって覚えてます?

≪覚えてる覚えてる。てか二軍は事前説明したらノリノリだった≫
「ノリノリって・・・。んで、+αってのはこの子達ですか?」

仕方ないと溜息をついたレイは、自身の近くに居た2匹(ハピナスとミロカロスだ)がいる。
向こうで騒いでいるジョウト組みには混じらずこちらへと近づいてきていたようだ。

『あなたがレイね、私はひおうよ。これからよろしく。それと早速で悪いんだけど、ちょっと波乗り覚えさせてくれないかしら』
『はじめまして、レイさん。わたしはクロトですの。回復専門ですから直接的なお役には立てませんがよろしくお願いしますね』

彼女たちも癖が強そうであった。
とりあえずひおうには本人の希望により波乗りを覚えさせることに。
攻撃技として覚えていたのだがここへ来るために忘れる必要があったのだとか。

『それにしてもひめさんは大胆ですわねぇ。こんなに大勢一気に送って、レイさん大丈夫でした?』
「まぁ、なんとか」

しかしまさかコレだけの数を一気に送ってくるとは予想外で整理が大変だったとは言わないでおこう。
さてとりあえずは同じドラゴンポケモンのカイリュー(ジンと言う名だそうだ)に協力してもらおうと、レイは賑やかな一団を見つつ思案していた。







てなわけで二軍+αも来ました。
もうボックスがてんやわんやです。
ダリアは果たして落ち着いてくれるのか、血管が切れるんじゃないかと実は密かにハラハラドキドキのレイ君だったり。
うん、文章打ってて私も思いましたがダリアのキャラが完全に崩壊してますね。
こんなキャラじゃ、なかったはずなのに…。
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