せっかくだから日付取り 書きかけの物語 2010年11月22日 11月22日は良い夫婦の日。 「レイナ」 彼女の名を呼ぶ声は宝物の名を呼ぶように優しく。 そっと彼女の頬に触れる。 「なぁに?」 呼ばれ触れられた彼女もまた、己の頬に触れる手へと自身の手を重ね返事をする。 返事をした彼女の声もとても優しく、愛しさに溢れている。 「大丈夫か?」 「平気よ」 優しく返事された事に気を良くした彼は身を屈めると彼女の瞳を覗き込む。 優しい声とは裏腹に彼の瞳は不安げに揺れていて。 そんな彼の様子に小さくクスリと笑った彼女は安心させるように大丈夫と伝える。 「心配性ね」 「あたりまえだろ」 それでも不安そうにしている彼に今度は少し苦笑してみせて。 言った言葉に肯定されれば今度こそ本当に苦笑がこぼれる。 仕方ないなと彼女は心の中で呟くと。 ちゅっ 彼の頬に触れるだけのキスを一つ。 それだけで彼は瞬時に赤くなり。 そんな彼の姿にふふ、と笑い声がこぼれた。 なんだろうね、これ。(知るかPR