始まりの物語 書きかけの物語 2009年11月04日 「ある場所に、ひとつの物語が存在しました。」 その物語を記したのは1人の少女。 長く長く続く物語は少女の全て。 そして今もなお途切れることなく紡がれていくのです。 「全てといっても、それは少女の夢。」 彼女が描いた夢たちなのです。 そう、少女の夢は途切れずに続いているのです。 「たとえありはしない空想だとしても。」 夢見る事、想像することは自由なのですから。 だから今も続いているのです。 「それは少女が女性になっても変わらない。」 ずーっと、ずーっと。 どこまで続くのか、どこで終わるのかは勿論彼女にもわかりません。 でもいつか、きっと素敵な終わり方を迎えるでしょう。 ぱたん、と大きく分厚い本が閉じられる。 「んー・・・」 その本を開いていた人物が大きく伸びをする。 膝の上には先ほどの本。 古びて色褪せたそれは多くの物語たちを書き記してきた。 「さぁ、これからまた新しい物語が始まるのね。」 その人物は『記録者』。 様々な出来事を記録していく者。 そして彼女はまた新たな物語を見つけた。 1人の女性が見つけた大切な夢。 たとえ空想だとしても、それはその人物にとっては大切な物語の一つ。 そんな大切な物語を記していくのが彼女の役目で。 これからどんな物語が紡がれていくのか、記録者の胸は楽しみでいっぱい。 ― さぁ、楽しい物語の記録をさせてね!PR