Dramatic Record ~番外 2~ 古びた書物の本棚 2010年01月10日 ●内容 性転換ネタ。 ネタがご光臨なさったので…。 試験中の光景です。 本編でするか悩んだんですけどねぇ。 さすがに野郎の嬉声というか叫び声というか、ちょっと、遠慮、したいです…。 結構、楽しんで書いたことだけは言っておきます。 だって絶対こうなりそうだし?(笑 「キャーvv」 「レイ様ーvvv」 「素敵ですー!」 女子生徒たちの声が響くここはエリアル学園の敷地内にある実習場。 勉学塔内では実に敷地の3分の1を占めるそこでは各所で組み手が行われていた。 1月下旬の本日はこの学園の卒業試験2日目。 今年の卒業予定者たちが試験管と本気の組み手をしているのだ。 「ちょっとそこの男子!レイ様に傷つけたら承知しないわよ!?」 「レイ様頑張れー!!」 「そんな相手さっさと投げ飛ばしてくださいな!」 先程から激しく動いているため汗の滴る金糸と大空を切り取ったかのような瞳の青年―――この世界で頂点に君臨するほどの魔力の持ち主であり学園の生徒会長を勤めるレイは、自分と組み手をしている男子生徒と苦笑するばかり。 本日彼は組み手の試験管として借り出されている。 最初に話が持ち込まれた時に渋っていた彼なのだが、組み手のクラスがSということと、接近戦に非常に長けているからという理由で教師陣から拝み倒されたのだ。 おまけに最終兵器と称してシュウまで出されれば、彼女を大切にしている彼としてはどうすることも出来ず…。 とうとう断りきれなくなった彼はこうして試験管として借り出されることとなった。 「レイー、手加減してあげなよー」 レイを試験管として借り出させる決定打となった彼女、陽の光を受け輝く銀糸と菫色の瞳を持つ少女―――学園で知らぬ者はいないほど有名な、さる名家のご息女にしてこの学園の副生徒会長を勤めるシュウは、手元のクリップボードになにやら書き込むと彼へと声をかけた。 実は彼女も試験管の1人として借り出されているのだ。 手元にあるクリップボードに挟まれた紙は、今レイと組み手をしている相手の審査記録。 この組み手、ただ試験管に勝てればいいというわけではなく、いくつか基準が設けられているのをクリアしなければいけない。 勿論試験管に勝てるかも採点基準に入っているので相手は必死。 なので試験管は2人一組で行われているのだ。 「手加減したら意味なくねぇか…」 「はは、こっちとしては手加減してほしいですけどね!」 軽口をたたきつつも組み手は止まらない。 かれこれ結構な時間やり合っているのだが…相手も中々のやり手なので決着がつかない。 「……っ!!」 「っち!」 と、相手の蹴りがレイの頬を掠める。 回避は出来たが頬にはうっすらと血が滲み…。 「あー!よくもレイ様に傷をつけたわね!!?」 「レイ様すぐに手当てを!」 「あなた!覚悟なさいよ!!」 先程から騒ぎっぱなしの彼女たちは本人曰くレイのファンクラブだそうだ。 そこそこの規模があるようで、レイは気付いていないが学園外にもメンバーがいるらしい。 そんな彼女たちは組み手の相手に敵意剥き出し。 ひたすらブーイングの嵐である。 ブーイングを現在進行形で受けている男子生徒は完全に腰が引けている。 「あらら、これはもう組み手にならないかな…」 ファンクラブメンバーの騒々しいブーイングと、それに怯えてしまった男子生徒を見て、シュウはそう呟いた。 ========== 番外編ちょいと補足。 まず、ファンクラブは本編でも存在します。 レイナのファンクラブは男は勿論女もいそう。 なにせ女帝ですから!(爆 男Verの方も男がいそう…。 漢らしい男だからね。(← シュウにも勿論居ます。 こっちはそれぞれ相対する性別だけかなぁ。 あと、ファンクラブにはいくつかの決まりがあるそうですよ。(笑PR