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刻の本

古びた本は 今も昔も刻(とき)を刻む。

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Dramatic Record ~Part 44~

「ルールは?」

ビャクヤが確認をしてくる。

「武器の使用は可。魔法…と、精霊はなしで。武器の能力についてはここを破壊しない限りはOK」

彼の問いにシュウが答え、残りの2人も異論はないのか首肯している。
確認が済むとレイナとシュウ、コウリュウとビャクヤに分かれ実習場の中央に向かい合うようにして対峙した。

シュウは結い紐につけた鈴へ、コウリュウは腰に下げている飾り珠に、ビャクヤは腰のホルスターへと手を伸ばす。
レイナはというと、地面へと視線を向け「月影」と小さく呟いている。
すると影がざわめき一筋の黒い何かが伸び上がった。
彼女はそれを手掴み(実体を持っているようだ)何かを引き上げるような動作をする。
黒い何かはその動作に従うような動きを見せたかと思うと、徐々に形を取りはじめ、ついには紅い柄に金の鍔と漆黒の鞘を持つ刀へとなった。

それを見ていた実習場に集まる生徒と教師たちは驚いた表情(カオ)をする。
何だあれは、あんなものは見たことがない、と声が聞こえてくる。
しかし当事者と親しい者たちは知っているようで、何の反応もなくそれが当然というような顔をしていた。

「4人とも準備はいい?」

少し離れた場所に居たファゼが頃合を見て口を開く。
特に何の反応もなく無言の肯定を見せた4人の姿に、隣に佇んでいたエミリアと共に1つ頷くと腕を掲げ、
「それでは始め!」
と、言葉と共に掲げていた腕を勢い良く振り下ろした。







ちょうどキリが良いのでぶった切り。
次回からいよいよバトルシーンです。
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