Dramatic Record ~Part 62~ 古びた書物の本棚 2010年10月15日 2日目の午後も様々な競技をこなし、いよいよ残すところあと1つ。 生徒たちのテンションも最高潮となっている。 『さぁ体育祭の競技も残すところ後1つです!内容はこれ、『勝っても負けても泣き言なしの騎馬戦』です!今までで一番まともにして最終競技に相応しい名です!!』 『ルールは地上実況のリクがしてやろう!内容はいたってシンプル、時間内により多くの鉢巻を取り、より多くの騎馬が残っていた学科の勝ちだ!エリアはそれぞれA・Bを一般生徒、C・Dを特殊能力持ちとに分けてやるぜ!』 『でないと一般生徒が怪我しますからね』 『あ、先に言っておくが式神使いと召喚術士は使役を召喚して騎手にするのは反則だぞー!競技中に相手に向かって使うのはOKだ!』 『が、レイナ会長はガーディアン自体が反則生命体なので全面禁止です』 「っち」 『ちょ、舌打ち!?会長舌打ちしちゃうの!?』 ガーディアン(現在動けるのは月影だけだ)を使う気満々だったのだろう。 先に釘を指されたレイナは大きく舌打ちをし、その様子に隣に居たシュウが苦笑していた。 『えー、気を取り直して。選手のみんなは同じ学科の選手と騎馬を組んでくれ!それが終わったらいよいよ開始だ!』 リクの言葉に選手たちは騎馬を組み始める。 レイナのところも彼女を筆頭にいくつかの騎馬が出来上がる。 「それじゃ、当初の作戦通りによろしく」 「おう」 「頑張れよー」 どうやら何か作戦があるようで、レイナたちはなにやら会話をしている。 学園どころか世界最強とそれに次ぐ能力者の居る学科なだけはあり、周囲はどうなるのかと冷や汗ものだったとか。 「それでは最終競技、開始!!」 騎馬を組み終わり点呼を取り、いよいよ準備が終了すると、それを確認した教師が言葉と共にホイッスルを鳴らす。 それと同時に各騎馬が一斉に動きだした。 ◆◇◆◇◆ 「かんぱーい!」 辺りは日が落ち暗くなり、生徒総出で片付けられたグラウンドには替わりと言うようにたくさんのバーベキューセットが出されている。 今は体育祭の打ち上げ真っ最中。 各々網を突き肉や野菜を食べている。(食材の提供は親や商人だ) レイナたちも例に漏れず、いつもの4人組+レイナと中のよい教師たちで3つのバーベキューセットを占領していた。 「それにしても、未だに納得できませんわ」 「どれについて?」 「レイナとシュウについて以外で有りまして?」 「あぁ・・・」 そう、この2人は騎馬の上に乗っている生徒が地面に着かなければセーフというルールを利用して空中を移動したうえ、全く捕まらず大量の点を取ってくださった。 その間2人の騎手だった生徒や同じ学科の騎馬たちは必死に逃げ回っていた。 「だいたい、あの結界は何ですの!どうして宙に固定できますのよ!?シュウも、武器は使用禁止ですのに普通に使っていますし!!」 悔しい!とエミリアが吼える。 いささか可愛い顔が台無しになっているのはこの際置いておこう。 「あの結界は空間座標指定と結界術の応用なの。ちなみに私のオリジナル」 「今日使ったのは絶禍。あれは瞬禍の対で見た目は同じでも“糸”の種類が違うから殺傷能力はないし、魔力を通すことで強力な盾になる優れものだ」 「だからビャクヤ先生黙認していましたのね!?」 「そーいうこと」 苦笑しながら教えてくれたレイナとシュウに、どういった原理か判った周囲の生徒たちは驚いた。 エミリアだけは変わらず喰いかかっていたが。 しかし何よりこの2人がまだ手段を持っていたその事実に、生徒たちは呆れとも驚愕とも取れる感情を抱いたとか。 ~おまけ~ 「次ぎ焼けたぞ」 「いっただきー♪」 「あ、俺も」 「ちょ、ここにあった肉ほとんどなくなってるし!」 「いつの間に食べたんですの!?」 「「みんなが驚いてる間に」」 「ちょっとは遠慮というものを…っ!」 「あー、こいつらにそれを求めるのは難しいぞ」 「っ…っ!」 漸く終わりました。 gdgdですみませんあうーん。 小指は今日も瀕死だぜ☆(ちょ 体育祭ルールについてちょっと補足。 ・武器及び一般人に向けての攻撃技禁止。 ・ただし能力者同士の場合は大技でなければ可。 ・空を飛ぶ系の技はギリギリアウト。 ・結界などの防御系の技と盾はセーフ。 今回レイナが使ったのは結界なので言わずもがな、セーフ。 シュウの絶禍は作中で述べたようにその能力が“武器”ではなく“盾”なので同じくセーフ。 絶禍は糸に魔力をこめて強度を増し盾とするので変幻自在。 ちなみに女帝とヘタレはよく食べよく動きます。 最近は落ち着いてきましたがちょっと前までは非常に燃費が悪かった。 特に女帝。ヘタレではなく女帝。 ユキメとサヨとコウリュウ、ビャクヤがせっせとバランスよく焼いては2人の皿に盛ってました。(爆PR