Play2 生体記録 2012年06月24日 あの後、何だかんだでオレと一緒にポケモン図鑑を貰ったヒュウ兄。 軽くポケモンバトルをした後、ヒュウ兄はさっさと次の街を目指して行ってしまった。 オレはというと、ポケモンの回復も兼ねてベルさんにポケモンセンターの案内をしてもらっていた。 ちなみにヒュウ兄とのバトルは俺が勝った。 とんとろ(美味しそうだったもんだからついそう名付けてしまった)を回復して表に出ると、そこには母さんとヒュウ兄の妹の姿。 なんだろうと思ったら、母さんからランニングシューズを貰ってしまった。 旅する少年少女に絶大な人気を誇るこのランニングシューズは、軽量頑丈履き心地抜群と三拍子揃う一品だ。 すぐさま靴を履きかえたオレもその履き心地の良さを実感する。 そうしていると、ヒュウ兄の妹からタウンマップを2つ渡されてしまった。 何故2つ??と思っていると、ヒュウ兄ったらタウンマップを忘れて行ったらしい。 とても便利なタウンマップだから、忘れてしまったら不便だろうとオレはこれを届けることにした。 ***** のだが。 なぜ崖の上から人が降ってくる。 いや、正確には飛び降りる、だが。 この人は確か、前チャンピオンのアデクさん。 いきなり崖の上から声を掛けられたと思ったら目の前に飛び降りてこられてとてもびっくりした。 絶対に心臓に悪い。 そして俺の目の前に来たアデクさん曰く、「鍛えてやる」だそうだ。 一体全体どうしてそうなった。 訳が分からないよまったく。 そんなこんなでアデクさんの家と思しき民家に連れてこられたのだが。 「あの…オレ、届け物があるんだけど」 「なんと。それはもしやミジュマルを連れた少年ではないか?」 「ええ…」 アデクさん、ヒュウ兄の事知ってるのか? そんな事を考えていると、アデクさんは早く届け物をしてあげなさいと言って俺を送り出してくれた。 そのまま教えられたとおりに道を進んで辿り着いたのはサンギ牧場。 メリープが沢山いる。 そこでやっとヒュウ兄を発見したオレは、ヒュウ兄に忘れ物を渡してやった。 ついでにようになぜかバトルを挑まれるものの、なんとか勝つことができた。 「頑張ったな、とんとろ」 『えへへ、また勝ったよ!』 とんとろの頭を撫でて労ってやると、彼は嬉しそうに笑って勝ったことを誇らしげに伝えてくれた。 さっきバトルし終えたばかりだっていうのに、彼は本当に元気だ。 余談だけど、オレはポケモンの声が聞こえる。 だからポケモンたちと会話ができるが、このことは秘密だ。 言ったらきっと、みんな気味悪がるだろうから。 だからこれはオレとポケモンだけの秘密なのだ。 そうこうしているとどうやら騒がしくしてしまったらしい、この牧場のオーナーとその奥さんがやってきた。 奥さんはとても優しく、オレとヒュウ兄のポケモンを回復してくれた。 そうしていると、オーナーがハーデリアが一匹見当たらないのだと言い出した。 きっとどこかで遊んでいるのだろうと言うオーナーと奥さんの言い分に、ヒュウ兄はもしかしたら何かあったのかもしれないだろうと怒って探しに行ってしまった。 どうしてあんなに怒っているのか見当もつかないオレたちはただ首を傾げるばかりだけど、ハーデリアをそのままにしておくのもどうだろうかと思って探しに行くことにした。 途中草むらから出てくるポケモンを倒したりトレーナーと戦いつつ奥を目指していたオレの耳に聞こえてきたのは鳴き声。 きっとハーデリアの鳴き声だ。 それと同時に“聴こえてくる”のは助けてという声。 オレの耳にだけ聴こえるポケモンの声。 慌てて鳴き声のする方に走ったオレの目に映ったのは、真っ黒装束の男性。 彼は嫌がるハーデリアを無理やり連れ去ろうとしている様だった。 オレと同じくハーデリアの鳴き声を訊きつけたヒュウ兄は、オーナーたちを呼びに行っている。 どう行動するものかと考えていたオレに気づいたらしい黒装束の男性は、ハーデリアに「お前のせいで見つかった!」というと、オレに向かって何かを投げつけると逃亡してしまった。 投げつけられたものはそれほど重くもかたくもなかったようで無傷なオレは、地面に落ちたそれを拾い上げる。 それは、技マシン「なげつける」だった。 ……うん、どう考えてもこの技マシンを投げつける技じゃないはずだが、ありがたく貰っておこう。 どうせ投げた本人はもういないわけだし。 拾ったそれを丁度鞄に仕舞い終えたころ、ヒュウ兄がオーナーたちを連れてやってきた。 どうやらあの怪しげな男性とは出くわさなかったらしい。 その後オーナー夫妻とヒュウ兄と別れたオレは、アデクさんの所へ行った。 するとアデクさんは強くなったなと言って、「鍛える」から「手伝え」に変更してオレを家へと引っ張り込んだ。 中には二人の子供が居た。 アデクさん曰く、この二人と戦ってほしいのだそうだ。 戦って負けることも大切なのだと教えたいらしいアデクさんの意思を汲み取って、オレは大人げなくも全力で勝たせておらった。 これで「お手伝い」に貢献できただろう。 本気を出したのは大人げなかったけど。 お手伝いも終わり家を出た俺に、あとを追って出てきたらしいアデクさんから朗報が一つ。 新しくできたヒオウギタウンのジムにジムリーダーが就任したという事だ。 オレは早速ヒオウギタウンに戻ることにした。 と、サンギタウンを出ようとしたところでまたもやアデクさんが崖の上から降ってきた。 本当に、この人は崖の上が好きなんだろうな。 オレは心臓が止まるかと思った。 そしていくらか話をし終えて、オレはいよいよジム戦の為にヒオウギタウンへと戻っていく。 戻った先で待ち構えていたのは、新しくジムリーダーに就任したチェレンという人。 どうやらオレが彼の最初の挑戦者らしい。 なんだか少し嬉しくなったオレは、そのままジムのトレーナーとバトルして勝って、チェレンさんに勝負を挑む。 勝負はオレの勝ちだった。 途中ポケモンのレベルも上げていたから苦戦することもなかった。 そして一緒に表へと出た俺たちの前に現れたのは、ベルさん。 ライブキャスターの番号を共に交換し、アララギ博士の番号も登録しておいた。 するとヒュウ兄が何処からともなく現れて、チェレンさんに勝負を挑む。 そのままチェレンさんはジムに戻り、ヒュウ兄も着いて行ってしまった。 残されたオレとベルさんはというと、オレはベルさんからCギアを貰っていた。 旅にはつきものだと言っていたそれを、おれは右手首へと装着する。 そういえば、とオレは昔の約束を思い出す。 大切な大切な、まだ数年前の約束事。 ベルさんと別れたオレは、早速ポケモンセンターへと走る。 そして数年前に一度開いたきりのボックスを、約束を果たすために今一度開いた。PR