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刻の本

古びた本は 今も昔も刻(とき)を刻む。

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小ネター

*女帝と天然*

「~~♪」
「~♪~~♪」

学園の一角に響くのは歌声。
歌うのは2人の女性。
響くそれは澄んだ綺麗な音を奏で、聞くものに安らぎを与える。

「~~…♪」
「~~…」

歌い終わってふぅ…と息を吐いた少女―――陽に当たり煌めく金の長髪と蒼穹の瞳を持つレイナは、隣で歌っていた女性を見やる。
隣にいた女性は陽に当たりながらも尚黒々とした髪を高い位置で結い、同色の瞳を優しげに眇めたサヨだ。
レイナの視線に気づいた彼女はレイナの方を向き、ふっと笑みを浮かべた。


*ヘタレと奥方*

「あらあらあら」
「・・・・・・」
「ふふ、まだまだねぇ」
「っく」

うっすらと青みがかった癖のある銀髪とうすい青色の瞳を持った女性は、先ほど目撃した光景にさも面白いといわんばかりの笑顔と口調で声をかける。
声をかけられた方、襟足ほどのざんばらの銀髪に紫電の瞳の青年―――シュウは、しばし沈黙した後、悔しそうに声を上げた。
そんなシュウの姿に女性―――ユキメは尚面白そうに笑みを浮かべる。

「あなたが勝てるのはいつになるのかしら」
「・・・さぁ」
「応援はするけど、やりすぎないようにね?」
「・・・はい」

そう言うと、彼女は遠くを―――先ほどレイナが走っていった方を見やった。

ヘタレはいったい何をした/^q^\ ←
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