Dramatic Record ~Part 12~ 古びた書物の本棚 2010年01月31日 ≪-≫ 陽の光と、優しい風。 緑に囲まれたここは精霊たちが生まれ育ち、そして最も多く住まう土地、通称『精霊の里』。 そして今日、この里で新たな命が生まれようとしていた。 「ん、もうそろそろだね」 ≪-≫ 里のなか、一際大きな木の根元に座り込んでいたレイナは、光を受け淡く煌金色の髪を揺らし立ち上がる。 大樹を見上げ眩しそうに目を細めるが、その視線はひとつの場所へと定められそらされる様子はない。 そんな彼女の足元では小さな犬か大きな猫ほどの体躯をした真っ白の竜が、彼女と同じように頭上を見上げていた。 「リューィ」 「ふふ、どんな子が生まれるだろうね」 幼竜―――白九龍の「ちー」へと笑いかけながら、想像を膨らませる。 彼女たちが今いる場所、そこに植わっている大樹はただの大樹ではない。 世界で唯ひとつ、この場所にしかないもので、精霊たちが生まれおちる樹。 どういった原理で生まれてくるのかはわからないが、彼らはこの樹を『始まりの樹』と呼びとても大切にしている。 「今回の子は、強い力を持ってる。」 「リュリュ!」 見上げた先には淡く発光する大きな果実の様なもの。 あそこに、今正に生まれようとしている精霊の赤ちゃんがいるのだ。 先程からずっと、小さく囁く様な『声』が聞こえてくるのは、その赤ちゃんの声。 それを見つめる眼差しは母親のように優しく、ずっと見守っている。 「生まれたら名前を考えないとねぇ」 「リュキュ!」 「獣か、鳥か、他にも色々姿があるからなぁ」 早く生まれておいで、みんな楽しみに待ってるからさ… とりあえずここでぶった切り。(マテ Part 13 で続き書きます。 だって眠いんだもん頭回らない。(爆 ↓補足 『始まりの樹』は文中で言ったように精霊の生まれる(成る?)樹です。 大きな果実のようなもの、と言ってますがイメージは淡く色づいて発光する水晶玉みたいな?(← それと、生まれるまで姿形と属性は判りませんが『力』の強さくらいならわかるようです。PR