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刻の本

古びた本は 今も昔も刻(とき)を刻む。

Dramatic Record ~Part 37~

「それではみなさん、各自材料を用意して作業を開始してください」

サヨのその言葉に、生徒たちは材料を取るために席から立ち上がった。


◆◇◆◇◆


「えっと、この次はコレを刻んで入れて…」
「うわわ、なんでこんな色になるの!?」
「あ、お前これ入れ忘れてるじゃん」
「あーあ、失敗だね」

などなど、今現在教室の中は賑やかである。

ただ今の授業は薬学。
担当教員は保健医の1人であるサヨだ。

そんな本日の薬学は極一般的な解毒薬の調合。
教科書通りにすれば完成できるはずなのだが、先程から見るに生徒たちはある一定の工程から失敗しだしている。
勿論成功している者もいるのだが。
解毒薬は今回が初めてということもあり、上手く出来ないのだろうか?
先程からあちこちで失敗の声が聞こえる。

「……まだ、早かったでしょうか」

その光景を見ていたサヨがポツリと呟く。

いやしかしだ、今までに色々な調合をしてきたし何よりこの授業は多かれ少なかれ知識を持っている者たちばかりの筈。
いったいどうしたと言うのだろうか。
一人首を傾げるサヨと慌てふためく生徒たち。

結局授業はそのまま続き、実は棚に似たような薬草があった為に間違って違うものを使ってしまったと判ったのは後日だったとか。(間違って出来た薬はあろうことか毒薬になりました。)







天然さんの多い薬学。
誰も原因に気付かず授業進行とかありえねぇw

サヨちゃんはこの後上手くいかなかったことにへこんでたら可愛い^^
んで棚の材料補充中に気付けばいい。
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