Play7 生体記録 2012年06月25日 さて、ホミカちゃんに言われて逃げたプラズマ団を追い20番道路に来たオレたち。 しばらく草むらや橋の向こうを探したりしつつサンギタウンの方向を目指す。 と、逃げたプラズマ団の内の一人を見つけた。 彼女(唯一居た女性だ)もこちらに気づいたようで、しつこいと言いつつバトルを仕掛けて来られた。 「チョロネコ、行ってくれ」 『OK!』 偶然にも相手が出したポケモンもチョロネコで、同じ♀。 『なによあんた、やるっての!?』 『そっちこそ、私にやられたって知らないんだから!』 互いに顔を合わせ睨み合った彼女たちはそんなことを言い合っている。 女性って、怖い。 もっとも彼女たちはポケモンだけど。 一進一退の攻防を続けていた彼女たちだけど、勝ったのはオレのチョロネコだった。 負けた彼女はというと、「プラーズマー」とか変な声を上げて仲間は海の方にいるんだった!と言って逃げ去った。 逃げ足だけは本当に早いなと、思わず感心してしまう。 するとヒュウ兄も駆け付けたようで、海という事は船だから戻ろうということになった。 此処から一番近い港はヒウンシティらしい。 このイッシュでも指折りのビジネスシティであるヒウンシティは隠れるところがたくさんあり、探すのは一苦労だろう。 けれど今からならまだ間に合うかもしれないと、オレたちは慌てて元来た道を戻る。 ***** タチワキシティに戻り先のバトルで傷ついたチョロネコを一先ずは回復してやる。 どうやらさっきのバトルでレベルが上がり追い打ちを覚えたらしいチョロネコは、どこか誇らしげな顔だ。 ポケモンセンターを出て、船に乗るのだから船乗り場だとオレはそこへ足を向ける。 辿り着いた船着き場には、ホミカちゃんとそのお父さんが居た。 何やら話し込んでいるようでそっと聞き耳を立ててみる。 「あの映画、私はよかったと思うよ」 「……観たのですか?」 うーん…これは、邪魔しちゃいけないよね。 そっと傍にいたリイヤたちに視線をやると、彼らも同じ気持ちの様だった。 口の手を当てて静かにしているその仕草が何ともかわいい。 するとどうやら気付かれたようで、ホミカちゃんはちょっと照れくさそうに「みちゃった?」と言ってくるものだから。 ちょっと気まずくなって視線を逸らしつつ「…うん」と答えた。 「プラズマ団は、全員逃げたみたい」 互いにちょっと気まずくなっていたから、急に話題を変えたホミカちゃんに助かった。 おれはやっぱり全員逃げたかと思いつつ、ホミカちゃんの話を聞いている。 「あ、バタバタしちゃったけどヒウン行きの舟に乗れるよ」 そう言い残してホミカちゃんはその場を立ち去る。 オレも逃げたプラズマ団を追うことになっちゃってるし、舟に乗る手続きをするため建物の中へと入った。 すると先に到着していたヒュウ兄も居て、一緒に船に乗ることに。 舟はオレたちを乗せて海を滑るように走り、いくらもかからない内にヒウンシティへと到着した。 船着き場から見上げたビルは本当に高い。 この街で本当にプラズマ団が見つけられるのか怪しいが、やる気になっているヒュウ兄一人を行かせられるわけもなくて。 オレはヒュウ兄とライブキャスターの番号を登録し合ってその場で分かれた。 オレたちが乗ってきた船着き場の正面には黒い帆船が停泊していて、それが少し気になりつつもオレも街中へと繰り出していく。 ****** 船着き場を出たオレたちは、なぜかピエロに捕まった。 オレって、誰かに捕まるのが運命なのだろうか。 するとなんだか一人で喋っていたピエロに自転車を貰ってしまった。 本当にこの世界の人たちは人の話を聞かず色々な物を押し付けてくる。 大概は役に立つからいいのだけれど。 しかもなんだかヒウンラリーに参加することになっているし。 プラズマ団を探さなきゃいけない事だし、ついでにやってみようか。 あちこち見て回りつつ、ポケモンの姓名判断のお爺さんが居たから手持ちの名前を占って変えてもらう。 リオルはリイヤ、チョロネコはチョロ、エレキッドはアンディ、ミロカロスはあまつきと、名付けてもらった。 みんな素敵な名前を付けて貰えてよかったね。 そのままビルを出て道を歩いていると、ジムの看板を掲げた建物を見つけた。 近寄ってみるとジムらしき建物の入り口に男性が立っている。 どうやらここは本当にジムらしく、しかもジムリーダーのアーティと言う人は「事件かもしれない!」といって飛び出していったらしい。 オレは何故か嫌な予感がすると共に、その男性に「探してきてほしい」とまたもや頼まれごとをされてしまった。 するとアイリスという名前らしい少女がやってきて、あきれた様子で「アーティっていっつもどこかに消えてない?」と言っている。 どうやら親しい中だということが伺えるのだが、この少女はいったい何者なのだろうか。 そのままオレは何者なのかを聞かれ、プラズマ団を探している事を伝えるともう解散しているはずだと言いつつも心当たりの在りそうな場所を探してくれるという。 とても親切な少女だ。 アイリスちゃんの後をオレは着いて行く。 すると「怪しい場所と言えば下水道!」といってヒウンシティの端、下水道へと案内された。 まさかここに入るのかと頬を引くつかせるオレに、運命というやつは無情なもので。 ヒュウ兄までやってきてはもう入らざるを得ないわけで。 さっさと1人下水道へ入っていったヒュウ兄を追って、オレも入っていくのだった。PR