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刻の本

古びた本は 今も昔も刻(とき)を刻む。

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Dramatic Record ~Part 57~

「ちちうえ!」
「--おまえはその子を連れて逃げなさい」
「ですが…っ!」
「いいから行くんだ!!」
「っ…わかり、ました」
「いやぁ!ははうえ、ちちうえが!ちちうえ!!」

そこかしこで火の手が上がっているのか焦げ臭いにおいがする。
そんな中、1人の男性が迫り来るものと必死に食い止める姿がある。
その男性の背後では泣き喚く幼子を抱え、辛そうな表情をする女性。
幼子の言葉から、この男女が夫婦であり幼子の両親であることがわかる。

「はやく、行きなさい!」
「はい…っ」

急かす男性の声に頷いた女性は、幼子を抱えたまま奥座敷のある方へと駆けていく。
しばらく駆けた女性はしかし、はっとしたように立ち止まる。
腕の中には泣き続ける幼子の姿。
この屋敷は彼女たちが住む集落でも一番強固な結果で守られている。
そしてその結界を織り成すのは幼子の両親。
しかし今、その結界に綻びが生じあちこちに亀裂が走っている。

「……っ」

女性は唇を噛み締める。
強固な結界、2人で織り成すそれが壊れかけているということはつまり---…そういうことだ。
そしてそれと同時に感じるのはこの屋敷を囲み迫る、集落を襲ったものたちの気配。
もう、どこにも逃げ場は無い。
そう悟った彼女は腕の中の存在を強く抱きしめ、再び走り出した。
向かったのはこの屋敷の最奥。
最奥にある一室へと辿り着いた女性は幼子をそっと床へと降ろした。

「---、これを」
「こ、れ…」

女性が手渡したのは部屋に飾ってあった一振りの刀。
それを幼子へと私、そして---…。

「それは一族の先祖から守り伝えてきた大切な家宝。次にそれを受け継ぎ守るのは貴女の役目」
「っいや!いやです、ははうえ!!」
「……もう逃げられないのよ。だからせめて貴女だけでも」

そう言って女性は幼子の額に口付ける。
その瞬間、ドクンと胎動にも似た振動が体内を駆け巡った。
それと同時に幼子の瞼がゆるりと下がる。

「---、どうか貴女だけでも生き残って…」

幼子の意識が完全に途切れる前に見たものは、母の泣きそうな笑顔だった---…。


◆◇◆◇◆


「---…!!!」

ガバリと、彼女は布団を跳ね上げて起きる。
完全に息の上がった彼女の頬を涙が一筋伝った。
乱れた前髪をクシャリと掻きあげて大きく息を吐く。
夢で見たものを、あの映像を自分は知っている。
だって、あれは本当にあった出来事で、あの人たちは、あの幼子は…。

「リューィ」
「デューイ」

心配してくれているのか、白と黒の2匹の幼竜が自分へとすり寄ってくる。
しかしそれに反応してやれるほどの余裕はなくて。
あの、幼子は…。

「っ…」

また、涙が頬を伝う。

---あの幼子は、自分自身なのだから。
お題No.10



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何かに集中すると忘れるんです

最近朝昼抜いて夕食がざらってこれどうよ。(お待ち

えへへ、小説読むのが楽しくて。
バイトもしなくちゃいけないのに何やってんだよこいつ状態ですね判ってます。
今年の南瓜行列どうしようかなぁ。
そろそろ仮装のネタも尽きてくるよ。
とりあえずまだやってない雪女いっとくか。(←

って、そんなことが言いたいんじゃなくてですね。
お話は毎晩深夜とも呼べる時間に(ルーズリーフの上で)生まれていますよ。
ただほら、本読むの好きだから昼間PCに打ち込むの忘れるだけで…。
昨日もうっかり熱中して更新忘れただなんて言えないわ!(言ってるよ既に

すみませんすみませんふざけてごめんなさい。

あとですねー、最近まぁーた性別転換ネタが。(爆
こう、もわもわぁっと脳内にですね、広がっているといいますかね。
しかしなんだ、性別逆転しちゃったらとたんに甘くなるあのカップルどないしましょう。
脳内じゃ連日甘々なんですよHelpmy!
シュウちゃんがウルウルしてて必死にレイ君が宥めてるんですよ終いにぎゅーってなってグスグスしちゃったりとかしてさ。
レイ君は恋人なんだけどもう母親のような保護者でもいけるななんんて…。
ちょっと、それはどうなんだろうと思わなくもないけど。
うん、とりあえず砂をマジで吐けるくらいに甘いのを一つ用意してみるか。

Dramatic Record ~Part 56~

「あーもう!なんで私たちがこんなことしなくちゃいけないのよー!!」
「まぁまぁ、落ち着いて」

レイナとシュウがリヴァイアサン退治に向かった頃の砂浜では生徒たちの叫びと宥める声が響いていた。
警備役と海の家役とが決まったようで、それぞれ警備役は腕章を、海の家役は店のロゴが入ったエプロンを付けていた。
服は制服だとあんまりだということで水着に着替えている。
余談だが、全員分の水着が用意されていたことには驚かされた。

「とりあえずだ、それぞれの依頼主が待ってるから行くぞ。海の家にはコウリュウがつくからサボるなよー」
「はーい」

ビャクヤの言葉もあり、生徒たちはそれぞれ与えられた依頼へと向かうのであった。


◆◇◆◇◆


「いらっしゃいませー」
「こっち生ビール2本追加です!」
「お嬢ちゃんかわいいねー。どう、今夜一緒に?」
「あらお客さまったら冗談がお上手ですこと」
「こっち焼きソバできたぞー」
「はーい!」
「店員さん会計お願い!」
「少々お待ちをー!」

最初は空いていた海の家も、昼食時が近づくにつれ客足が増え、今では忙殺されそうなほどに忙しい。
始めは見ているだけだったコウリュウも、あまりの忙しさに調理場担当として借り出されている。
おまけに彼の料理の腕が無駄にいいものだから客足が増えているのも忙しさの原因になっていたりするのだが、残念ながらこの忙しさの中でそのことに気付くものは皆無であった。


◆◇◆◇◆


時は遡ること数時間前。
場面は砂浜で警備をしている者たちへと移り変わる。
二人一組、5ペアで巡回していた彼らは居る場所は違えど見ているものは同じであった。
そう、彼らは突然伝わってきた凄絶な魔力を感じ海へと向け-…固まった。
なぜって、それは勿論海面に出来上がるいくつもの氷塊を見てしまったからだ。
氷塊ってあんた、いくらなんでも時期が違うというかもっと他にやりようがあるだろう。
そう思いつつも彼らは暴れるリヴァイアサンを見ていることしか出来なかった。
そして氷塊の出来上がる光景を目撃した海水浴客を落ち着かせるのに苦労したのだとか。


◆◇◆◇◆


「あ、いたいた」

そう声を発したのはリヴァイアサン退治を終えたレイナだ。
声をかけられた警備組みの面々は声のした方へと顔を向け、呆け面を晒す。
常日頃あまり露出の多くない彼女だから想像もしていなかったその姿は、水着。
紺色のビキニと下肢にまとうパレオはさり気ない和柄で、普段はいくつも付けている魔器も海という場所のためか数が少ない。
さらに彼女の後ろに佇んでいたシュウに視線をやると、お揃いなのか似たデザインの男性用水着を着ていた。

「暑い中ご苦労様。私たちは終わったから一足先に楽しませてもらうわ。そっちは引き続き頑張ってね」

そういい残すと後ろ手に手をヒラヒラさせ、去っていった。
もちろんながらその後をシュウが追いかけて。

「まさか、レイナが水着を着るとはねー」
「ちょっと、意外だわ」
「眼福眼福」
「お黙り」



 


昨日弄りまくってて思ったこと

ブログがどんどん私が使いやすいようになってますね。

いやー、人物多いから容姿があやふやになっちゃったりどんな設定あったっけとかなったりで時々大変だったんですよ。
主に人物紹介のページを出すのが。(キッパリ

なので今回『メインカテゴリーの案内』を作ったのは自分的に結構楽になりました。
ブログ開いて少しスクロールするだけで目的のページ開けるし。
それから、あれを設置すると日記はともかく小説の更新が一発でわからないですからね。
なので普通のサイトっぽく更新情報を知らせる記事も用意してみました。
ブログのTOP2つは位置が変わることがないので長い付き合いになると思います。

そうそう、更新情報の使い方ですが、日記は更新情報に載せません。
ですがカテゴリー整理した場合などの『刻の本』全体に関わることやメインである小説を更新した場合にはあそこに表記しますね。
それから小説の更新情報に関しては目次からいかなくて済むようにリンクを貼り付けておきます。

まぁ、人間は忘却という便利な技が使える生き物ですから、お知らせを忘れていた場合は盛大に文句を言って
やってください。
あ、でもちょっと手加減してくれたら…嬉しい、かな。

とにもかくにも、そんなわけなので(見ている人がいるのかは甚だ疑問ですが)今後も『刻の本』をよろしくお願いします。

ぐってーん

最近目が覚めたら11時です。
何これだらけてる。
しかし気が付いたら11時だからどうしようもない。
夏休み終わるまでには直すけど。


ああそれと、最近ちょっと思うことがあったりなかったり。(どっちだ

ドラレコの目次をつくろうかなと。
今はカテゴリしかないので普通に見ると最新の話からになっちゃうんですよねー。
だから目次を作ればちょっとは(自分が)判り易いかななんて。
話の番号と内容を簡単にまとめて、話追加のたびに更新もして。
今度時間ある時にでも試してみようかなぁ。

叫ばなかったのが奇跡のようです

今日また風呂でゴキ●リに遭遇しました。
これで3回目です。
なんで全部シャワーのために服脱いだ後何だちくしょう。
しかし3回目ともなれば流石に冷静な部分がありました。
見た瞬間に浴槽洗剤の容器を手に取り中身がなかったのでシャンプーを水で薄めて代用。
それをゴキ●リに吹きかけてました。
その後は親を呼んで処理してもらい。
よくもまぁ、そんなことができたものだ。
自分で自分の行動に感心ですよ。
親もそれくらい出来るんだったら自分で後処理もしろよと呆れていましたが。(笑

あほだ

56話目書いたルーズリーフがかくれんぼをしているようです。(マテ
自室にあるとは思うのですがちょっと見つかりません。
早く続きを載せないと…ね。


どうでもいい話ですが、私って雷の音を聞くとテンション上がるんですよ。
んでもって雷の音には目敏いならぬ耳聡いです。
なのでよく家の外で雷に似た音とか聞こえると親に『雷の音?』と聞かれたりするんですよね。
しかしまぁ、8割がた雷の音じゃなんですけど。
こう、他の音は軽いんですよね。重みが無い。
そして大概車が立てる音なのでそれくらい聞き分けてほしいなと思ったり。
ま、そんなのそうそう判るようなものでもない気がしますが。

Dramatic Record ~Part 55~

ばさりと大空を羽ばたくのは巨大な影。
白い巨躯と同色の翼を持つその姿はドラゴン。
あまりの巨体に地上からでは視認できないだろうがその背には一組の男女が跨っていた。

「ちー、あれの上に」

そう指示を出すのは一番前に跨る少女、レイナだ。
彼女の言葉に“ちー”と呼ばれた翼竜はひと鳴きすると、指示されたとおりにアレ---リヴァイアサンの真上に飛ぶ。

「しっかし、まさかちび助がこんなに大きくなるとはなぁ」

乾いた笑いと共にそう零したのはレイナの後ろで翼竜にまたがり彼女の腰へと腕を回している青年、シュウだ。
そう、この翼竜はレイナのガーディアンである白九龍ことちび助のちーちゃんが変化した姿。
まだ何かありそうだとは思っていたが、まさかこれ程とは、と驚きを隠せないのが現状だ。

「ちーは精霊の中でも特別だからね。それにこっちが本来の姿よ。普段のあれは大きすぎると一緒に居られないからって変化してるだけ」
「え、そうなのか?それじゃくーも…」
「くーはまだかな。後数年もすればこれくらいになるとは思うけど」
「へ、へぇ…」

こんなのでかいのが2匹…と、そこまで考えて思考を放棄する。
これ以上考えていても何かあるわけではないし、ましてや今は依頼遂行中だ。
もうすぐ標的につくので思考を切り替えねば。
シュウは頭を一つ降ると思考を依頼へと切り替えた。

「シュウ、頭上に着いたわ。私が先に降りて足場を作るから、それを確認してから降りてきて」
「わかった」

彼が頷くのを視界の隅で認めるや否や、レイナは翼竜の背から下の海へと身を躍らせる。
それから数瞬後、空を切るような咆哮が聞こえたと同時に凄絶なる魔力の本流が伝わってきた。
レイナが魔力の一部を解放し魔法を使ったのだ。
シュウが翼竜の背から下を覗くと、底にはいくつもの氷塊が浮いているのが確認できた。

「うわぁ…」

真夏の海に流氷もかくやな氷の塊り。
ちょっとどころか、かなりシュールな光景だ。

「と、こんなことしてる場合じゃないな」

自分たちが今しなければならないことを思い出したシュウは、先程のレイナと同様に眼下の海(正確には氷塊だが)を目指して飛び降りた。


◆◇◆◇◆


「ったく、ただの縄張り争いで暴れていたなんてはた迷惑な」
「レイナさーん、縄張り争いは彼らにとって死活問題だからなー?」

あの後2人が氷塊を足場にリヴァアサンを退治していると、海の底からもう一体の魔物が現れたのだ。
それを見て2人は瞬時に悟った。彼らは縄張り争いをしていたのだと。
その後のレイナの動きは素早く、そして恐ろしかった。
2匹が動けぬよう縛魔の魔法をかけると同時に氷塊を足場として文字通り叩きのめしたのだ。それはもう欠片の容赦も出ずに。
おかげで2匹の魔物は今も海の中で気絶よろしく浮いている。

「だからってこの時期に縄張り争いは迷惑だっての。やるなら冬よ、冬」
「だなぁ」

拳を握って力強く言うレイナに、シュウは苦笑しつつ頷く。

「まぁでも…」
「ん?」
「海に来れたのはよかったかなって」
「………うん、そうだな」

ぼそりと呟いた霊菜はフィと顔を横に向けてしまい。
けれども見える耳は真っ赤になっていて。
それを見たシュウの顔もまた、ほんのりと赤く色づいていた。

「時間あるし、遊んでいくか」
「えぇ」




明日の予定

・ドラレコ更新
・ついでに記事の書き貯め(←
・イラスト
・エンブレ!のイラスト投票50枚表示×40P(爆

アイコンの未投票分が凄いことになってました。
明日はドラレコ更新した後がんばるぞー!

ぐったり

昨日の暑さか今日はぐったりしてました。
んでもって部屋の片付けは来週に延期~。
いつになったらドラレコ続き更新するのか。
時期が過ぎないうちには…ね…。
はいそこ、お盆過ぎた時点で時期じゃないとかいっちゃダメ。