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刻の本

古びた本は 今も昔も刻(とき)を刻む。

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真の悪

「王は伝説のドラゴンを従えチャンピオンに勝った。これでワタクシの、プラズマ団の野望がかなう!全ての人間が我らの言いなりだ!」

チャンピオンロードを抜け四天王を勝ち進み、レイはようやくチャンピオンの間へと辿り着く。
そこで見たのはNがチャンピオンを打ち負かした姿。
そしてリーグを覆い隠すようにして地下から出現したプラズマ団の、Nの城。
Nはレイへと追いかけて来いと言葉を残し城の中へと消えてゆく。

そして今、レイは城の最上階、Nがいるだろう部屋の前まで来ている。
部屋に入ろうとしたレイをゲーチスがとめ、冒頭の話をはじめる。

『レイ、やはり私はあの者が嫌いです』
『ソレは俺も思うぜ』

ゲーチスの話を聞き、ダリアをはじめとしたレイの手持ちたちが嫌悪感もあらわに言う。
レイ自身もゲーチスの話を聞き顔をしかめた。

この下の階で見たNに与えられた部屋。
他のプラズマ団から聞いたNの過去。
それらすべてを仕組んだのはこのゲーチスだった。

「(Nは、利用されていただけ…本当に悪いのは)」

本当に悪いのは、間違いなく今レイの目の前にいるこの男。

「(救わなきゃ。電波でどうしようもない奴だけど、このままにしておくわけにはいかないし)」
「さぁ、この奥へと進むがいい」
「言われなくても行くさ。見ていろ、勝つのはオレだよ」

そう、啖呵をきってレイは奥へと進む。



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本末転倒

「なぁ、ダリア」
『はい?』
「積むのはいいけどさ、積むことに重きを置きすぎて攻撃する間もなく倒されるってどうよ」
『それは…』

対シャガ戦。
バトル開始早々積み始めたシャガのポケモンは龍の舞いを出すのはいいものの、その事に重きを置きすぎてダメージを与える事無くケンホロウ、せりに敗れた。
レベル差はほぼ同じだったが技の選択ミスによりシャガはあっけなく破れ。
レイは何事もなく8つめのバッジを手に入れた。

「これで後はポケモンリーグか…」
『アデクさん、無事だといいのですが』
「どうだろうな」

肩透かし

「お揃いのようですね。ですがここにはお探しのライトストーンはありませんよ」

古代の城の奥、ここに伝説のドラゴンの一体レシラムの眠る姿であるライトストーンがあるかもしれないと訪れたレイたち。
しかし先に来ていたプラズマ団たちはここを探したようで、ゲーチスにここには無いといわれた。

「(砂にまみれて砂に埋もれて埃っぽくなったのに…)」

アデクとゲーチスの会話を聞くとも無しに聞きながらレイは心の中で文句を言う。
おまけに城の中には回復してくれる人は居ないしダリアは瀕死になりかけるし、下っ端とも散々対戦させられたし。
苦労したというのにここには無いなど肩透かしもいいところだ。

「ところで」

ゲーチスはアデクとの会話は終わりとばかりに話題を変える。

「おめでとう、レイ!アナタは我らが王に選ばれました。あなたがこのままポケモンと共存する世界を望むなら伝説に記されたもう一匹のドラゴンポケモンを従え我らの王と戦いなさい」
「(なんか、コイツに呼び捨てされるの嫌だ)」

どんな状況下でもレイはレイであった。
そういえばと、レイはゲーチスの言葉を聞き流しながらリュウラセンの塔でNに言われたことを思い出す。

「ボクはこのゼクロムと共にチャンピオンを超える。ボクを止めたければもう一匹のドラゴン、レシラムを見つけることだ。ボクはキミが目指す世界の不確定要素になれるだろうか?待っているよ、レイ…」

そう言ってゼクロムに乗り飛び立った彼の姿を思い出す。
まったく、この世界において頂点に立ちたいというならなぜ自分をけしかけるのか。
彼の本心はなんとなく察しているが、ここまで引っ掻き回されればそう思いたくもなる。

レイが少し前のことを思い出しているうちにゲーチスの話は終わったようで。
彼はレイの脇を通り過ぎ城を後にした。




なんてこった

書いてた話が予想外に気に入らなかったので書き直しです。
ルズリフ3枚分書いたのにいまさらw
しかしその分楽しんでもらえたらなって思います。

ああそれと、ちょっと後期開始早々にレポートと言うか課題を戴いてしまいました。
それが来週に提出なのでひいいいいとなってます。(ぁ
もしかしたら数日姿消すかもですがー。

どんどん更新しています。

体育の日までにはUPしようと思っているお話のために日々設定が更新されている感じです。
もうすこししたら更新も落ち着きますが。

とりあえずもう何が更新されるかはおぼろげでも判ってるんじゃないでしょうか。
エリアル学園はただの学園ではないのでそりゃもう盛大に行くつもりです。
ノリのいい人たちには盛大にあばr、ゴホンゴホン。
はっちゃけてもらうおうと思っています。
まぁ、本当に彼らがはっちゃけると収拾つかなくなるのでセーブしてもらうつもりですけど^^;

それと同時にお姫(銀雨っ子)の狼変身姿も描いていきたいなと。
掲載はこちらではなく別館のほうですが。
UPの際は記事にてお知らせ&リンクもペタペタしておきますね。

いささか予想外

今日アニメなお店に行きました。
目的は勿論少年な陰陽師の新刊と画集です。

なのですが。
新刊はあったものの画集は売り切れでありませんでした。
発売から27日経ってるのに売り切れで無いとかこれいかに。

これはネットで買うべきか…。


新刊の話をちょこっと。
少年が成長期に入ったみたいで涙目なのが可愛かったです。
そして思わぬ場所から思わぬ事態に。
当事者含め家族の男性陣はそりゃ言いにくいだろw
みんな目線を泳がせ言いにくそうにしてるのがとても面白かったです。
あと、あとがきが少ないのは寂しいですね^^;

正義の1体

導きの間。

俺が今いるこの洞窟には伝説のポケモンの内の1体がいるのだと、人を信じることが出来ず人を遠ざけ長い年月を生きるポケモンがいるのだと、あのおじいさんは言った。
そしてそのポケモンはこの洞窟の、今いるフロアの最奥にいるのだと。
どうか今を生きる人とポケモンの生き様を、互いの絆を見せてやってくれと。
もう一度人を信じることを教えてやって欲しいと頼まれて、だからオレは今…。

「ゼツ、でんじは」
『おうよ!』

今、オレの目の前には伝説のポケモンの1体であるコバルオンが闘争心をむき出しに攻撃を仕掛けてきている。
オレはゼツを繰り出し彼のポケモンの足を止め、攻撃をかわしながらも確実にダメージを蓄積させていく。
コバルオンのレベルは思ったよりも高く、ゼツのレベルを僅かに凌ぐ。
幸いだったのは伝説のポケモンの脚力を持ってしてもゼツのスピードには敵わなかったことか。

「ゼツ、ニトロチャージだ!」

オレはゼツのスピードを上げつつもダメージを与え、素早い動きでコバルオンをかく乱させる。
まだだ、まだ早い。
ギリギリまでHPを削るんだ。

コバルオンが膝を折ったその瞬間。

「いけ!」

手にしたボールを投げ付けた。
それはコバルオンを光で包み込みボールの中へ吸収すると数度揺れ。

「っし、コバルオンゲット!」

かちりと音を鳴らしたボールはそのまま動くこともなく沈黙をもたらした。
オレはコバルオンを捕まえたことに感情を高ぶらせ、お疲れ様とゼツを撫でる。
ゼツも嬉しそうに頭を俺の肩へと擦り付けてきた。

「コバルオン、どうだ?もう、人とポケモンは争いばかりじゃないんだよ」
『レイたち人間も、俺たちポケモンも、共に生きてる。もうあの時とは違うんだぜ』

ボール越しにオレとゼツは語りかける。
伝説と呼ばれるコバルオンには、強い絆を持つ残り2匹がいるらしい。
きっと今頃はコバルオンを通じて他の2匹にも伝わっているだろう。

おじいさんは言う。
他の2匹もきっとオレの訪れを待っているだろうと。
だから彼らにも今の時代を教えてやってくれと。

だからオレは、いずれ出会うだろう2匹にもコイツと同じように、コイツと一緒に今の世界を見せてやろうと決意した。




非力だがひ弱ではないと信じたい

「・・・・・・」
『これはまた』
「なんで人間大砲・・・」
『・・・大丈夫ですか?』
「・・・・・・」

ジムに入った瞬間見えたものに、レイはライモンシティでの記憶が蘇った。
あれはある意味で彼の黒歴史だ。

「と、とりあえず行ってみるか!」
『レイ、せめて大砲をちゃんと見て言いましょうか』

行こうと言うもののレイの視線は明後日。
大砲になるべく目を向けたくないのか顔までそっぽを向いている。

『私も一緒ですから、行きますよ』
「うぅぅ」

ダリアはそう言うと尻尾でレイを促す。

◆◇◆◇◆

「あ、レイ君やっときたのね」

ジムトレーナーから挑戦者が来たと連絡を受けたフウロは嬉しそうに言う。
さてさて、レイ君はどんな反応をしてくれるのやら。

「うおぁ!?…とと」
「うわわわ!」
「え、あれ次どっち?」
「ちょ、まっ…っで!!」
「うわああああ!?」
「ぎゃーー!!!」
「ぶつかるぶつか、っる!」
「・・・・・・・・・」

始めは軽快に着地する音が聞こえていたかと思うと途中から音が危なっかしくなり、それと共に悲鳴も大きくなっていって。
フウロのいる場所の左からガツンともベシャッっともつかないなんとも言えない音が響いたかと思うと、目の前に無言のレイが着地した。
その後にはダリアが続いている。

「だ、大丈夫…じゃないわね」
「鼻、打ちました…」

レイの片手はしっかりと鼻を押さえており、指の隙間から赤いものが見えている。
よほど痛かったのか涙目だし、額は赤くなっていた。

「えっと、威力が強すぎたみたいね…。ごめん」
「少し休憩入れてからでもいいですか」
「ええ、もちろんよ」

レイの言葉に頷くと、フウロは冷やす物を取りに行くため一旦その場を離れた。

「なんでイッシュのジムは変な内装が多いんだろう…」

レイの呟きを聞いたのは、側にいるダリアだけ。




やっぱりキミは電波

「ボクの全身から溢れるトモダチへのLOVE!」
「・・・・・・・・・」
『えっと、あの…ちょっと…』
『マスター俺をボールに帰してええええええ!!』

電気石の洞窟、その出口が見える位置まで来て。
Nに勝負を挑まれ相手するのはいいのだが。

その一言でオレもダリアも、そしてバトルに出ていたゼツもドン引きしたのは言うまでもない。
ゼツ、悪いがもう少しだけ頑張ってくれ…。




心臓に悪い

拝啓、お母様。
オレはどうも変な人々に目を付けられやすいのかよく遭遇します。
今現在も後方を抜いた三面をダークトリニティという変な人達に囲まれています。

またもやそんな言葉が頭を過ぎったレイの視線に先には、無言で佇むダークトリニティ。
正面だけではなく左右からもヒシヒシと視線を感じます。

「・・・今度は何?」
「・・・・・・・・・来い」
「(またかおい!)」

またもや短くそう言った彼らに、レイは重要人物よろしくSPのごとく彼らに連れて行かれる。

「・・・この先に下りの階段がある。そこでプラズマ団がお前を待ち構えている」
「親切にどうも?」

彼らはどうやらレイを案内するために現れたらしく、案内は終わったとばかりに姿を消した。

「(入り口付近で遊びすぎて痺れでも切らしたか?)」

あー、回復とボール補充したい。