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刻の本

古びた本は 今も昔も刻(とき)を刻む。

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メモ

・お話本編更新
・↑の人物相関図
・お話挿絵
・主役以外の日常
・ポケ擬話
・手ブロが溜まってるんだ/^q^\
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うわぁ

数日前に人権の講義が教科書あるということを思い出しました。
記憶していたよりも人権のレポートの文字数少なかったです。
2000文字書くのかと思ってたら1200文字以内だったラッキー。
しかし提出期限は21日です。
間に合うか間に合わないかは私の頭の回転速度によります。
文章思いつかなかったら書けない=提出できない。
頑張る、とにかく頑張る。
テスト勉強?
それも大切だけどレポートも大切なんだ!
山場は今日明日明後日の3日間です。
やばい通り越して顔色真っ青なんだぜ☆(←

挿絵

てことで完成したので載せてみます。
構図とかなんか色々似てるのはしょうがない。(爆

94eee0fc.JPG
ザカザカ描いた落書きだからこんな感じ。
レイナちゃんは他の人より装飾品多いと思う。
(※魔力を抑える魔器的な意味で)
ヘアピンは本読むのに髪が邪魔だったから。(←
左のシュウ君はおまけ。




結果

テスト何ソレ美味シイノ? ^q^
散々な結果です間違いなくってか単位落とすの覚悟してたんですが確定しそうだどうしようどうしようもないね。(←
でも頑張ったんだ自分。
何とか覚えようとしたけど文法無理w
英語、なんでこんなに嫌いになったんだろう…。
英語なんて滅べばいいのに。

さてさて、今日は Dramatic Record の挿絵もどきを描いてみました。
しかしまだ完成はしていません。
とりあえず Part 1 のレイナちゃんが(文中では見事に省略しましたが)腹黒くなっている部分を描いてみたよ。
楽しかったですごめんレイナ。
Part 2 は年賀ボツ絵が使えるので1ができたら載せますね^^
リサイクルですせこいとか言うな。(←

ちなみにゴウの反応が楽しいんですよ彼らの絡みって。(※ゴウはほぼ喋りません
エンの反応も中々に楽しいですが。

ゴウはね、寡黙というか無口というかとにかく喋りません。
ほとんど滅多に喋りません。
それで教師勤まるのかとか言っちゃいけない。
彼の思考はエンが代弁します。(待

・・・・・・あれ?
これじゃぁ人物設定の『あまり喋らない』どころじゃありませんね。(爆

まぁ、とりあえずゴウはそんな人物。
あ、ちなみに彼表情もあまり変わりません。(←

風司る君

今日気付きましたが明日英語のテストでした。来週の水曜だと思ってたんです、はい。とりあえず頑張りますが希望はないです。(← レポートがかなりやばいです。どれがって、人権が。書けないんですへるぷみー。今日新たにレポートの数増えました。期限は来週月曜日。誰か何とかして。(※無理です さて、色々てんやわんやですがレポートのおかげでいよいよ頭がパンクしそう。(ぇぁ
アーーッ!! ってなったので現実逃避しましたよ実は↑の文は前置きなんだ長すぎだよこんばんわ。

現実逃避の産物として予定よりも相当早く疾風君が完成しました。
どれくらい早いかって?
実に1ヶ月は早く完成したんだ。
完成予定日は来月でした。

さてそんな疾風君ですが頑張りました。
服を塗っている辺りで肌色・黒の次辺りに大切にしている黒と灰色の中間色、コピックNo.C-7君が力尽きました。
色が掠れる上手く出ないしかし買いに行けるような場所にコピックは売っていないさぁどうする!!?

結果:色の掠れるC-7を酷使。(爆

なんとか塗れました。
服も髪もNo.0とNo.C-5が頑張ってくれました。
しかしどうしても色が分かれてしまうのでそこに無理矢理C-7投下。
どうなることかと正直賭けでしたが事なきを得たと思っています。

そして絵全体ですがなんともまぁ左上がアチャーです。
中心だけを見るようにしてください。(待
くれぐれもアチャーな左上は見ないように。
とにかくもう失敗しまくりました。
そもそもオレンジ系統が1色しかない時点で終わってましたすみませんorz
人様のお子様なのに冒険してすみません。

しかし遊んでいいとの許可は取ってあるので(違)あまり気にやまないことにします。(爆

と、前置きが長すぎました。
この辺りは反省しようと思います。
追記にて疾風君のイラスト載せています。




Dramatic Record ~番外 2~

●内容
性転換ネタ。

ネタがご光臨なさったので…。
試験中の光景です。
本編でするか悩んだんですけどねぇ。
さすがに野郎の嬉声というか叫び声というか、ちょっと、遠慮、したいです…。

結構、楽しんで書いたことだけは言っておきます。
だって絶対こうなりそうだし?(笑




Dramatic Record ~Part 5~

「どうぞ」
「ありがと」

出されたのは淹れたての紅茶とクッキー。
自分の目の前には黒い人―――髪も瞳も服までも、全ての光を呑み込んでしまうのではないかと思わせるほどの漆黒を纏った彼、魔王が、対面側のソファーで自分に淹れられた物と同じ紅茶を、ムカつくくらいの優雅な動作で飲んでいる。
そして先ほど紅茶を淹れてくれたのは薄青色の髪と青紫の瞳の女性―――魔王の側近の一人で夢魔のサキュバス。
優しい風貌の彼女はお辞儀をすると静かに扉を閉めて出て行った。

「まさか本当に連れてくるとは思わなかったわ」

魔王―――クロスと同じように紅茶を一飲みして言う。
淡く煌く金糸と大空を切り取ったかのような蒼い瞳を持つ少女―――この世界では頂点に君臨するほどの魔力を持ち、クロスと対等に渡り合える唯一の人物。エリアル学園の生徒会長を勤めるレイナは、ティーカップを置くとゆっくりとソファーの背もたれへと背中を預けた。
先のやり取りで色々と消耗したらしい彼女の顔は疲労感いっぱいだ。

「私が有言実行タイプなのは君も知っているだろう」
「だからって何も平日、それも授業中に来なくてもいいでしょうが」
「ははは」

笑い事じゃない!と憤慨しつつ、ふと扉の方を見やる。
扉で仕切られている為姿を確認することは出来ないが、いくつかよく知った気配がいる。

「ああ、会いたいって騒いでたんだっけ…」
「おや、もう集まってきてるのかい?」

今この2人がいるのは魔王が普段引き篭もっている(←失礼)魔城。
魔物たちは普段荒廃した土地に住んでいることが多いのだが、この魔城の周囲は緑が多く茂っている。
それでも空には所々暗く厚い雲が漂い、少し城から離れれば荒野が続いているのだが。
そんな場所にいるのは当然魔物たちなわけで、この扉の外にいるのもまた魔物たちだ。

「いいよ、入っておいで」

そう、クロスが扉に向かい言ってやると、すぐさま扉が勢いよく開かれた。
扉から入ってきたのは5,6人の魔物たち。
彼らはいっせいにレイナの方へとかけてくると…。

「あねさーん!!」

抱きついた。
それもみんな一斉に。
当然ながら抱きつかれたレイナは押しつぶされ、魔物たちの山の下から救助コール。

「こらこら、離れなさい」

見兼ねたクロスが助けてやる。
言われた魔物たちは「すみません」と素直に謝ってレイナを解放してやった。

「吃驚した…」
「あねさん全然顔見せに来ないからさみしかったっすよ!」

不満げに声を上げたのは一番最初に部屋に飛び込んできた魔物。
床にちょこんと座り頬を膨らませて抗議する姿はなんだか幼く見える。
彼の後ろにいた他の魔物たちからも「そーだそーだ!」と抗議の声。

「あー…そんな頻繁に私がここへ来るのも問題でしょう」

その彼らの姿に若干顔を引きつらせつつ、気まずそうに言う。
目が泳いでいる辺り、一応悪いとは思っているのか。

「せめてもう少し定期的に顔出しを!」
「「顔出しを!」」

勢い付いた彼らはなかなか止められないようで。
綺麗に合唱してくださって。

「わかった、わかったから」

ちょっと静かになさい、と言って彼らを宥める。
それを了承と取ったようで、ようやく落ち着いたらしく静かになった。

「まったく、相変わらず元気ね」
「そりゃもちろん!」

これまた元気な返事が返ってきた。
その元気さ時々疲れるわ、と言いつつもレイナも嬉しそう。
まぁ、あまり表情の変化はないのだが。

「ゆっくりしてってくださいよ!」
「はは、夕方には帰るけどね」
「「えー!!」」



 


現実逃避

レポートが嫌でお話ばかりかいててごめんなさいorz
ポケモンふかふかしまくっててごめんなさいorz
レポートちゃんとやります、はい・・・

しかしお話し書くのは楽しいですね。
書いてたらどんどん妄想膨らむw
他のみんながまだちゃんと出てきてないよなぁ。
いつ出てくるんだろう楽しみです。
一応、正月話で出てきてますけどね。

また番外やりたいとかは言いません。

Dramatic Record ~Part 4~

「やぁ、久しぶりだね。」

本日の空、晴。(所々に良い具合で雲が浮いている)
ただ今の時刻、おおよそ13時半前後。(昼食が終わり通常ならそろそろ眠気の来る時間だ)
ただ今の授業、格闘技。(眠気も吹っ飛ぶ激しい組み手が、ここ実習場の各所で行われている)
私の視線の先には、黒い人。(髪も瞳も服までも黒い)
その黒い人物は突然目の前に現れたかと思うとにこやかに挨拶をしてきた。(ムカつくくらいの笑顔だ)

「なんでここにいるー!!!!?」

ついさっきまで行っていた組み手の勢いをそのままに、片足を軸として反転。
足技を繰り出すかと思いきや繰り出されたのは、いっそ見事なまでのアッパーカット。
もろにソレを喰らった黒い人物はこれまた見事に吹き飛ばされた。

「時と場所を考えろ!」

怒声一発。
陽の光を受け淡く煌く金糸と大空を切り取ったかのような蒼い瞳を持つ少女―――この世界でトップクラスの魔力(実際頂点に君臨するのだが)を誇る我らが生徒会長様であるレイナの怒声と突然実習場内に現れた気配、そしてアッパーカットの決まる音と重たいものが落ちる音に、生徒たちは何事かと渦中の人物たちへと視線を向ける。
黒い人はと言うと、ムクリと起き上がると目前の威圧的な気配を感じ取ったのかすぐさま正座の体勢へ。
そんな黒い人の視線の先には女帝の如く仁王立ちをし、彼の者が正座する理由となった威圧的な気配を抑えることも隠すこともせず垂れ流しにしているレイナの姿。
その様を見た他の生徒たちは、自分たちが怒られているわけではないのにも関わらずそのあまりの威圧感にジリジリと後退する者、ふらりと倒れる者など様々。
彼女と組み手をしていた、襟足まで届くざんばらの銀糸に紫の人を持つ彼―――この学園では有名なさる名家のご子息にして彼女を唯一窘める事の出来る人物、副生徒会長のシュウだ。

「れ、レイナ、ちょっと落ち着こうよ…」
「お黙り」

あまりの怒り具合に周囲の生徒たちを案じて窘めようとしたのだが…どうやら彼女は相当怒っているらしく虚しくも一蹴されてしまった。
当の彼女はと言うと、今尚怒り心頭。
その威圧感は収まるどころかどんどん増しているようにさえ感じる。

「で?どうして此処に来たのかしら、クロス?」

クロス。
間違いなく、確実に、彼女の目の前で自主的に(半ば強制的でもあったが)正座をした黒い人物の事であろう。
レイナとは対照的に陽の光を受けて尚全てを飲み込むかのような漆黒の、腰よりも長い髪と同色の瞳、そして服を着た男性―――纏う気配は人とも精霊とも違う。そう、この気配は紛れもなく魔物のものであろう彼はしかし、正座をしているにも関わらずニコニコと、反省の色の欠片も見えない様子でレイナを見上げていた。

「だって君、全然顔を見せに来ないだろう?だから寂しくなってね、会いに来たんだよ」

では何か。
単に寂しかったからここまで来たと。
別に会いに来るのは構わない。
全くもって問題はないし時と場所さえ合っていればこちらとて歓迎しただろう。
しかしソレらが合うことはなくむしろ状況的には最悪。

「……立場、わかってる?」
「うん」

何が最悪かって?
それは勿論この男の立場的問題が大部分を占めるだろう。
この男、実はこれでも魔物の長、つまりは魔王である。
本人は普段魔城(魔物たちの領地に聳え立つ城だ)に引き篭もっているのでその顔を知る人間は非常に少ない。
が、彼の内包する魔力と気配だけで勘の良い者なら感づいてしまうだろう。
そんなとんでもない事態を引き起こそうとしている(いや、既に引き起こしてしまった後であろう)彼はそんなことはどうでもよいと、全く気にする様子もなく相も変わらず笑顔である。

「ならどうして」
「だから寂しかったんだと言っているだろう」
「・・・・・・」

彼の科白にレイナはただただ絶句するしかない。
先ほどまでの怒りはどこへやら、彼のあまりにもくだらないその言葉を受けてすっかり収まってしまった様子。
今やあの威圧感は完全に消えうせ、形を潜めている。
怯えていた生徒たちも安堵の息を吐き出していた。

「で、来てどうしたかったの」

呆れの溜息を吐いたレイナが彼へと問う。
問われた彼は、ようやく本題に入れたと言わんばかりに更に笑顔になった。
本当にこれで魔王だというのだから、世の中なにか間違っているような気がする。

「それなんだけどね、他の者も君に会いたがっていてね」

ちょっと拉致でもしようかと思って。
などと言われ、レイナは本気で眩暈が起こった。
武器を扱い、時には拳でもって敵を黙らせることもあるとは到底信じられないような白く細いその手を己が額へと当て、嘘でも演技でもなく本当にヨロヨロとくず折れる。
常の彼女ではありえないその光景に他の生徒はただただ驚くばかり。

「レイナ!?」

その様を見ていたシュウは慌てて彼女を支える。

「ごめん、ちょっと、本当に信じられないわ…」
「おや、大丈夫かい?」
「誰のせいだと思って…っ!」

支えてくれているシュウの腕に空いている手を乗せ、クロスの言葉に言い返す。
一応、言い返すくらいの気力はあるのだなと、生徒たちが思ったのはここでの秘密。

「まぁ、そういうわけだから。一緒に来てくれるかな?」
「は?え、ちょっ、マテマテマテ!担ぐなーー!!!」

どうせ暇だろう、と言いつつ近づいたかと思うと。
シュウの腕の中にいたレイナを、まるで小物でも扱うかのようにヒョイと持ち上げ肩に担ぎ上げてしまった。
やられた方はたまったものではない。
必死に抵抗するのだが、相手は自分より大きい上に男。
抵抗虚しくその努力は実らなかった。

「え、ほんとに連れてく気?」
「当然」

本人も驚きだが周囲も同じくらい驚きである。
まさか本当なんじゃとシュウが訊いたら答えは上記の通り。
自分じゃ魔王に勝てないのは確実だから悔しがることしか出来ない。
レイナが本気で抵抗すれば抜けられないこともないが…被害が多すぎるのを双方わかっているので、それはしないだろう。

「ちゃんと夜には帰せよ」
「わかっているよ」
「ねぇ、そこはもうちょっと抵抗してくれないかな!?」

仕方ないとの妥協案。
しかし問題の当人であるレイナは不満のようで。
抗議の声を上げるが悲しいかな、結局聞き入れられる事はなく。
そのまま魔王の手によって拉致されてしまったのだ。




Dramatic Record ~Part 3~

「洞窟ごと吹き飛ばせばいいんじゃない?」

その、なんとも不穏な発言に。
彼女と共に同行していた仲間は大量の冷や汗を流した。
太陽の光を受けて淡く輝く金糸と、大空を切り取ったかのような蒼い瞳を持つ少女―――この世界ではトップクラスの魔力を有する我らが生徒会長様のレイナは、面倒くさそうに前髪をかき上げ先ほどの科白をおっしゃった。

「ちょっと待て、それは拙いぞ。非常に拙いから実行するなよ?」

と、必死に彼女を説得しているのは深海の如く深い青を湛える髪とそれよりやや薄い青の瞳を持った青年―――上にも下にも問題児を多く抱える語学担当のコウリュウ。
そしてその隣には襟足まで届くくらいのざんばらな銀糸と紫の瞳を持つ青年―――彼らが籍を置く学園では有名な、さる名家の子息にして副生徒会長のシュウ。
必死にレイナを止めようとしているコウリュウと違い、こちらはそのやり取りを微笑ましそうに見ている。

「シュウ、お前も何か言ってやれ!このままじゃ本当にやりかねんぞ!?」

彼らが今居るのは洞窟の入り口の前。
この洞窟、中は立派な鍾乳洞となっており貴重な自然の残る場所なのだ。
そんな場所を吹き飛ばしたとあれば…考えたくはない。
そんなわけもあり、彼は必死にレイナと止めようとしているのだ。

「だって、洞窟ってジメジメしてるし」
「レイナ、ジメジメしてる場所苦手だよな」
「そんな問題で吹き飛ばそうとするな!」

そもそもなぜ彼らがここにいるのか。
それはただ単に依頼の為。
少々やっかいな魔物がこの鍾乳洞に住み着いてしまったらしく退治の依頼が舞い込んできたのだ。

「他の奴に行かせればいいのに」
「厄介な能力を持ってるらしいから抜擢されたんだろうが」

レイナの我侭っぷりにとうとう頭を抱え込むコウリュウ。
まぁ、実際レイナがこうやって我侭を言うのは相手に心を許している証拠でもあるのだが。

「とりあえずさ、さっさと済ませようよ」

そんな2人を先ほどまで笑いながら見ていたシュウが促す。
学園を発ったのは午前中だったはずなのだが、途中寄り道をしたりして結構時間が経ってしまっている。
既に太陽も傾き始めているため早くしなければ帰りは夜になってしまうだろう。

「シュウ、火出して」
「はいはい」

腰に下げていたランタンを取り外しつつレイナが言う。
それに頷きシュウが何かの動作を起こす。

≪―――≫

掌を上に向け小さく何かを呟くと、小さな火が灯った。
その火をランタンに入れ灯りの用意は完了だ。

「ランタン、シュウが持ってて」
「OK」

言いつつシュウにランタンを渡す。
レイナは刀を得物として戦う為ランタンを持っていると動きにくい。
それはコウリュウにも当てはまるのだが。
シュウは後衛からのサポートが多いので、よくこうして灯り持ちをしているのだ。

「それじゃ、行くか」

その言葉を合図に、彼らは洞窟の奥へと入っていった。


◇◆◇◆◇


「ジメジメ…」
「だからそれは仕方ないことだってば」

彼らはただ今洞窟の奥へと進行中。
先頭にレイナとシュウ、その後ろにコウリュウが続く。

「んー、そろそろ開けた場所に出るんじゃないかな」

ランタンを掲げながらシュウが言う。
実際彼の言うとおりのようで、光の先に大きく開けた場所が見えてきた。

「2人とも注意しろよ?」
「言われなくても」
「はーい」

コウリュウの言葉にそれぞれ返事を返す。
レイナは腰に佩いた刀へ、シュウはチェーンに付いている鈴。
そしてコウリュウは左手に持っていた鞘に収まる剣へと手をかける。
広い空間へと近づくにつれ、彼らの緊張感は高まっていく。
何があってもすぐに対処できるように、不意を突かれないように。

「……気配は、7」

そう言ったのはレイナ。
鍔へとかけた親指でそれを持ち上げ、辺りの気配を伺う。

「気配はあるが姿が見えないか」

レイナと同じようにいつでも剣を抜けるようにしたコウリュウが言う。
気配は感じるが身を潜めているようで姿が見えない。

「………っ!」

と、レイナが突然後方へと飛び退る。
その直後、彼女のいた場所を襲ったのは黒い刃。
黒魔術を使った何かだろうそれは、深く地面を抉る。

「行く」
「……」

レイナとコウリュウはすぐさま得物を引き抜き、攻撃の飛んできた方へと駆ける。
彼らの先には、蠢くモノ。
アレがこの洞窟に住み着いたという魔物か。

「紅桜、発動」

レイナがそう言うと、白く輝く白刃が血を吸ったかのように赤く染まる。
赤い刃、それがこの紅桜の本当の姿。
魔武器のうちの一つであり最高傑作と称されている武器でもある。

「はぁっ!!」

その武器を構え、魔物へと一太刀入れる。
斬れたかと思われるそれはしかし、寸でのところでかわされたのか浅い。

「レイナ!」
「!!」

彼らが動いたことにより、身を潜めていた他の魔物たちも動き出した。
数匹の魔物がレイナへと襲い来る。
と、彼女と魔物たちの間に細い銀の輝き。
よくよく見ればそれは銀の糸。
それを辿ると先はシュウの持つ鈴に繋がっているようで。

「乗って!」

その言葉と共にレイナが張られた糸を足場に跳躍する。
一瞬遅れて魔物たちの刃が空を裂く。
高く跳躍したレイナは紅桜を構え…。

「裂破」

斬撃を繰り出した。
その斬撃は魔物たちの足元を抉る。
やはり空中では狙いを定めにくいようだ。
地に着地したレイナが魔物へと言葉を発したとの時。

「この洞窟から立ちs…」

ザパン!
魔物の1体が放った水属性の技が見事レイナに当たる。

「・・・…」
「あーぁ…」

その様を見ていたシュウとコウリュウは「やってしまったな」を言うような顔をして後ずさる。
水を被ったレイナはと言うと・・・。

「…っの!!」

周囲の空気がピリピリと肌に刺す。
元々不機嫌だった所に水をかけられ完全に頭にきたのか。
そしておもむろに空いている片手を上げたかと思うと。

≪氷柱結縛≫

その言葉と共に洞窟の温度が下がり、魔物たちが氷柱の中に閉じ込められた。

「うっわ、見事に凍ってる」
「またそんな荒業…」

見慣れているといえば見慣れている光景ではあるが…。
機嫌が悪い時は相変わらずの荒業。
洞窟を吹き飛ばされなかっただけマシと言った方がいいのか。
てかこれ、俺たち出番ないよな…と、2人は顔を見合わせる。
本当はもう少し穏便に済ませたかったのだが。


◇◆◇◆◇


「で、結局魔物たちは凍らせちゃったと?」
「(こくん)」

ここはエリアル学園にある学園長室。
あの後彼らは氷漬けの魔物たちを洞窟から運び出すと報告のために学園へと戻ってきていた。

「その氷漬けの魔物たちは?」
「一応、他の魔物に引き渡しました」
「そっか」

なら大丈夫かな、と学園長はあくまで暢気。

「何はともあれ無事でよかったよ」
「ははは…」

頼むから今度から洞窟絡みの依頼は勘弁して欲しいと思う彼らなのだが。
果たしてその願いが叶うのかは怪しいところ……。